2024.10.31
読売新聞の医療サイト:ヨミドクターにて「第6回ヘルスケアベンチャー大賞」最終審査会の模様が紹介されました。
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実行委員長からの報告
第6回ヘルスケアベンチャー大賞 実行委員会委員長
イノベーション委員会委員長
株式会社坪田ラボCEO
坪田 一男
今年は、参加登録者が会場・WEBを合わせ400名以上とのことで、大変嬉しく思います。また「AgeTechX DEMO DAY 2024」との同時開催を行ったことが、大きなプラスとなり感謝しております。
まだ「日本抗加齢医学会総会」に参加したことのない方も多くいらっしゃるかと思います。総会には、医師・歯科医師など、多くのプロフェッショナルが本当に面白い研究をしておりますので、新しいヘルスケア産業のネタがたくさん眠っております。しかし、ネタがあってもそれをベンチャーもしくは、ビジネスまでに持っていく人材はまだ少なく思えます。
来年6月13~15日に、大阪・関西万博と共に「第25回日本抗加齢医学会総会」が開催されますので、ぜひご参加いただき、日本からの新しいヘルスケアベンチャーのネタを探していただきたいと思います。日本抗加齢医学会の中から、新しくイノベーションが始まることを期待しております。
第6回ヘルスケアベンチャー大賞を終えて
第6回ヘルスケアベンチャー大賞事務局
バイオ・サイト・キャピタル株式会社
福田 伸生
今年は、ファイナリストに選ばれた5社の内、4社がデバイス関連(医療機器含む)の企業であった点が特徴的でした。今年も昨年に引き続きハイレベルなスタートアップに数多く応募いただき、この大賞がスタートアップの間で認知されていることを確信しました。もう一つ認知されたと感じましたのは、最終選考会に参加された方々の数です。会場参加者数は、前回(第5回)を上回りました。今回も終了後は会場参加された皆さんと懇親会が行われ、製品や模型を前にして意見交換が盛んに行われました。
今回大賞に輝いた株式会社CCHサウンドは、軟骨伝導という画期的な技術の社会実装を行っている奈良県立医科大学発ベンチャーです。軟骨伝導の権威である同大学の細井裕司学長の基礎研究成果を基に開発された製品は、従来の補聴器の枠にとどまらず、将来のスマートグラスへの搭載など今後の展開が楽しみな製品として審査員の支持を得ました。聴力の低下が健康寿命の延伸にマイナスであることに異論はないと思いますが、同社のデバイスには、よりアクティブな活動を支援する機器として期待が寄せられています。
また、特別講演をお願いした慶應義塾大学医学部整形外科学教室教授の中村雅也先生の講演も大変印象的でした。中村先生は、昨年10月に株式を上場した株式会社ケイファーマの創業科学者としても有名ですが、今回のご講演ではヘルスケアをテーマに今後社会をどのように変革していくべきかを力強く語っていただきました。
この大賞が回を重ねるごとに熱気を帯びてきました。来年も開催いたしますので、多くのスタートアップ企業の皆様のご応募をお待ちしております。
総評
第6回ヘルスケアベンチャー大賞 審査員
兵庫医科大学内科学総合診療科 主任教授
新村 健
今年もレベルが一段と向上し、皆様のプレゼンテーションも大変素晴らしく、審査員一同、審査をするのが本当に楽しく、非常に悩ましい充実した会になったと思います。
その中で大賞を受賞された株式会社CCHサウンドは、奈良医大学長の細井裕司先生が500年ぶりに発見した第3の聴覚「軟骨伝導」を応用した技術を、企業として世界に発信するなど、完成度の高い内容で大変素晴らしく、審査員ほぼ満場一致で選ばせていただきました。
さらに4社のプレゼンテーションも大変素晴らしく、それぞれ甲乙つけがたいもので、熱い議論が交わされました。特に学会賞の選定にあたっては、この発表は日本抗加齢協会と日本抗加齢医学会との共催ということで、非常に刺激になるか、今後の発展性があるか、そして社会貢献があるか、そのような視点で議論をしました。その結果、tantore株式会社の発表は、日常での気付きからアイデアを現実にし、ここからサプリメントや味覚などさらなる発展を期待できる点が高く評価され、学会賞に選ばせていただきました。
3社もそれぞれ大変素晴らしく、さらに発展していくだろうと期待のできる発表でした。5人のファイナリストの皆様が、これからますますの飛躍を遂げられることを心より願っております。
大賞(企業)
株式会社CCHサウンド / プレゼンター:中川 雅永
「軟骨伝導による高齢者が生き生きと活躍するための窓口の実現と認知症の予防」
この度は栄えあるヘルスケアベンチャー大賞を賜り、心より感謝申し上げます。
私たちCCHサウンドが取り組む「軟骨伝導技術」は、従来の常識を覆す新たな聴覚経路を提供する画期的な技術です。気導や骨伝導に次ぐ「第3の聴覚」として、軟骨伝導は従来の音響製品では実現できなかった可能性を拓きます。私たちは、この技術を通じて高齢者の皆様が補聴器や集音器を介して円滑に会話を楽しみ、社会との接点を保つためのお手伝いをしたいと考えております。
特に、今回ご評価いただいた「軟骨伝導イヤホン」は、地方自治体や金融機関の窓口で高齢者が感じていた聴覚の不便さを解消し、スムーズなコミュニケーションを実現する製品です。さらに、個人用集音器、介護現場でのインカム、音楽鑑賞・通信用ヘッドホンなど、多岐にわたる応用製品も登場しており、軟骨伝導技術が私たちの生活をより豊かで快適なものにすると確信しています。
また、この技術がもたらす社会的インパクトについても触れさせていただきます。高齢化が進む中、聴力の低下は認知症リスクの増加要因として注目されています。軟骨伝導技術を利用した製品は、高齢者の聞こえをサポートし、会話や社会参加を促進することで、認知症の予防や生活の質向上に大きく貢献できると考えております。すでに多くの自治体や金融機関で導入されており、今後もさらに多くの場面で役立つことを願っています。
軟骨伝導の発見者である細井裕司・奈良県立医科大学理事長・学長による知見を基に、日本の技術力で様々な製品を開発し、世界に発信していくことが私たちの目指す姿です。
最後に、今回の受賞に際し、審査員の皆様、日本抗加齢協会、日本抗加齢医学会、そしてご支援をいただいた全ての皆様に改めてお礼申し上げます。今後も軟骨伝導技術を通じて新たな価値を創造し、社会に貢献してまいりますので、日本から世界へ打って出るためのご支援を宜しくお願い致します。ありがとうございました。
学会賞
tantore株式会社 / プレゼンター:中河原 毅
「舌筋トレーニング向けシート状グミ「tantore sheet」の開発で無呼吸症候群と誤嚥性肺炎の予防」
この度は「学会賞」を授与いただき誠に有難うございます。今回ヘルスケアベンチャー大賞に応募したきっかけは、舌の筋力トレーニングをする事は凄く健康に良いことを伝えたいということでした。
誤嚥性肺炎は死因第一位。がんよりも多いのです!舌の筋力が低下すると口の中の細菌がムセた時など、肺に入り誤嚥性肺炎になることから口内細菌を減らす成分も配合しました。
また、舌の筋力が低下すると寝ている時に舌根沈下と言う状況になり軌道が塞がれ、無呼吸症候群やイビキの原因になります。他にも子供の口がポカーンと空いてしまうのも低位舌と診断されてしまいます。それは舌の筋力が弱いことと舌の位置が下にある事が原因で、舌のトレーニングと合わせて舌の正しい位置を覚えさせる事にも使われます。このように舌の筋力が低下していると様々な病気を発症しやすくなる為、舌の筋力トレーニングが重要なのです。
ですが、世の中には舌の筋力をトレーニングする方法が無く継続できないことから、いつでもどこでも簡単で楽しみながら継続する方法を考えました。サプリメント成分や味を変えることで飽きさせないことも継続力を高めることに繋がっています。
医療目的だけではなく、二重顎や表情筋、ほうれい線の改善にも舌筋トレーニングは効果的です。また、ガムを噛むことで空腹を紛らわせるように、tantore sheetで舌筋トレーニングをすることで満腹中枢を上げられる研究エビデンスを取得しています。ノンシュガーなので暴飲暴食や間食を防ぐことで、ダイエットにも役立てていただけることも、舌の筋力を鍛えると良いことの普及になると考えています。
2025年3月25日~29日までドイツのケルンで開催されるワールドデンタルショーにも出展が決まっており、海外へも日本生まれのtantore文化を広めて参ります。
今後も舌筋トレーニングのtantore株式会社を応援の程、宜しくお願いします。
ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞 ※アルファベット順
株式会社Genics / プレゼンター:栄田 源
「全自動歯ブラシによる口腔および全身の健康維持支援事業」
この度は、ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞に選出いただき、大変光栄に思います。開発初期からご支援、ご協力いただいた様々な分野の関係者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。また、ご参加いただいた皆様との交流を持つことが出来、新たな発見にもつなりました。このような機会を与えていただいたことに、深く感謝いたします。
株式会社Genicsは早稲田大学ロボット研究室発のベンチャー企業です。私たちは「豊かな健康生活をすべての人に」をコンセプトに、1stテーマとして口腔ケアをサポートする全自動歯ブラシの研究・開発に従事してまいりました。開発メンバー全員、歯みがきが嫌いでうまく磨けないことがきっかけで、専門分野であるロボット技術を活用して個人のスキルに依存することなく、誰でも簡単に確実な口腔ケアをできるようにサポートすることを目指しています。それは、1000年以上変化なく手で歯を磨く歯みがき習慣を刷新する可能性のある革命的な技術であり、世界中の人々の健康を大きく増進することができると確信しています。
長年の開発と実証を経て、2024年より歯みがきおよび口腔機能に課題のある方(介護現場、障がいを持つ方など)を優先して販売を開始し、ご利用の方々にご好評を頂いています。まずは社会的課題解決を実現し、その先に全世界の人々の口腔健康維持のサポートを目指してチャレンジしていきたいと思います。
さらに、日常の中で簡易に口腔関連のデータ取得を実現し、医学・歯学等の様々な分野とデータ連携しながら個々人に適した健康維持サポートを関係者の皆様と一緒に目指していけたら幸いです。
ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞
株式会社レナートサイエンス / プレゼンター:長谷川 雪憲
「人工脂肪を活用した乳房再建・豊胸の実現」
この度は、ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞に選出いただき、誠にありがとうございます。株式会社レナートサイエンスは、2021年8月に京都大学医学部附属病院形成外科発のベンチャーとして起業し、今回、研究成果がこのように評価されたことを非常に嬉しく思います。事業化おいては、当社メンバーの力を結集させることで実現できたことなので、このような賞をいただけたことは私たちにとっても非常に励みになりました。
乳がん切除後乳房再建は、自家複合組織移植、シリコンインプラント埋入のいずれかで行われています。自家組織採取では手術侵襲等、インプラントでは悪性リンパ腫等の発生が課題です。本プロジェクトでは、1年半〜2年程度で生体内で分解吸収され、自家脂肪に置換される低侵襲・整容的にも優れた人工脂肪(PLLA+コラーゲンスポンジ)を乳房再建・豊胸手術市場で世界初の人工脂肪の新規医療機器として、実用化を目指しています。また、腫瘍切除あるいは外傷による軟部組織欠損患者の脂肪再生、海外では美容外科での美容臀部への適用により、従来のシリコンインプラント等よりも自然な肌のハリを保持することが可能となり、効果的なボディアンチエイジングへ繋げることができます。
今後、2027年度より医師主導治験(探索的、First-in-human試験)、2028年度より、多施設治験をベンチャー主導治験、2029年度末に薬機法classⅣの取得、2030年度に上市を目指しております。人工脂肪の活用できる範囲を拡大させるために本主催団体様の協力を得ながら、人工脂肪により効果的なボディアンチエイジングにつながることをアピールしていきたいと思っております。
ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞
株式会社Rhelixa / プレゼンター:松野 智行
「日本人の遺伝的背景に適合する第2世代エピジェネティック・クロックを利用した生物学的年齢評価および抗老化ソリューション開発事業(エピクロック®事業)」
この度、ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞に選出いただき、誠にありがとうございます。株式会社レリクサを代表して、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。当社の活動がこのように評価されたことは、チーム一同の大きな励みとなっております。
「エピクロック®事業」は、現代における老化指標のゴールドスタンダードとなりつつあるエピジェネティック・クロックを起点として、生活習慣の改善や特定の介入がもたらす抗老化効果を評価する研究支援、企業・研究機関との連携を通じた新規抗老化ソリューションの開発、生物学的年齢の測定と抗老化に向けたアクションプランを提供する一般向け検査サービスなどを行う事業です。
いつまでも若々しくありたい、病気なく生き生きした人生を送りたい、という想いは誰しもが持つ普遍的なニーズだと思います。独自開発の日本人に適合する第2世代エピジェネティック・クロックと独自の抗老化研究データベースを活用することで、健康長寿に寄与する因子や老化を抑制する因子を科学的に可視化し、より多くの方々にとって健康で活力ある未来を実現するための一助となることを願っています。特に、「自分が生物学的に何歳であるか」を知った上で、食習慣や運動習慣などの生活習慣が老化に与える背景因子を具体的かつ明確にすることは、日々の行動を変える重要な動機になると考えています。データに基づいて自身の生物学的老化を予防するために効果的かつ本質的なソリューションを選択し、皆様がより効率的にエイジングケアに取り組める世の中を創っていきたいと思います。
今回の受賞を糧に、さらに多くの方に価値を提供できるよう、さらなるエビデンスの獲得とサービスの普及を目指していく所存です。引き続き、ヘルスケア分野に革新をもたらすため、全力を尽くして参りますので、今後ともご指導ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
書類審査~1次審査を経て、最終審査会へ出場するファイナリスト企業5社が決定いたしました。
〈企業・団体:5社〉※五十音順
全自動歯ブラシによる口腔および全身の健康維持支援事業
株式会社Genics 栄田 源(Sakaeda Gen)
誰でも簡単に確実な口腔ケアを提供し、口腔から全身の健康維持サポートを目指します。
全身の健康維持には、食事やコミュニケーションは必要不可欠であり、その役割を果たす口腔機能の維持はすべての人にとって重要です。口腔健康の維持には日常の【口腔ケア】と【口腔内の状態の把握】が重要です。口腔ケアを怠ると歯周病や口腔機能低下につながり、日常生活にも影響を与えます。そこで日常の口腔ケアをしっかり行うことが必要です。また、口腔内の状態の変化は健康状態が反映されたものであり、口腔内のデータを用いて状態変化を把握することは健康維持に大きく寄与します。
そこで、私たちは1000年以上変化なく手を動かして口腔ケアする習慣を刷新する可能性のある「全自動歯ブラシ」の開発を行い、世界中の人々に「全自動歯ブラシ」を活用した健康維持ソリューションの提供を目指しています。
軟骨伝導による高齢者が生き生きと活躍するための窓口の実現と認知症の予防
株式会社CCHサウンド 中川雅永(Nakagawa Masanori)
奈良医大学長の細井裕司先生が500年ぶりに発見した第3の聴覚「軟骨伝導」を応用し、銀行や役所での円滑なコミュニケーションを支援する「窓口用軟骨伝導イヤホン」や、日常生活で会話を促進し認知症予防に役立つ「軟骨伝導集音器」を開発し、普及に努めています。
窓口には難聴の方に適切な補助がありませんでした。穴や凹凸がなく清潔な軟骨伝導イヤホンによって初めて、多数の人がイヤホンを使用できるようになりました。すでに、全国で1300を超える窓口に採用され、高齢者の活躍に貢献しています。
また、窓口用イヤホンによって聞こえることの重要性を認識された高齢の方は、外耳道炎を起こさない、耳閉感がないなどの特徴から軟骨伝導集音器を購入されるケースが多々あります。難聴は認知症の主要なリスク要因ですから、軟骨伝導集音器の普及は認知症予防に大いに貢献します。高齢者が生き生きと活躍できる社会の実現に「軟骨伝導」で貢献して参ります。
舌筋トレーニング向けシート状グミ「tantore sheet」の開発で無呼吸症候群と誤嚥性肺炎の予防
tantore株式会社 中河原 毅(Nakagawara Tsuyoshi)
世界中で大きな社会問題になっている睡眠時無呼吸症候群と誤嚥性肺炎は、加齢などによる舌の筋力低下が大きな原因の1つとされています。しかし舌トレーニングは単調になりやすく、飽きる・面倒などの理由で継続性が低く、症状が改善しません。この課題解決が多くの方の健康の維持向上につながると考え、舌筋トレーニング向けシート状グミを開発しました。
植物性ゼラチンのシート状グミを口蓋に貼り、舌先で舐め溶かすだけで5分程度のトレーニングが維持でき、4種のフレーバーで「おいしさ」という価値をトレーニングに取り入れ、「かんたん」な使用方法で「いつでも」使えるため、高い継続性を維持できます。舌トレーニングは健康寿命の延伸のほか、小顔効果など美容時効果にもつながります。
今回の最終審査発表で多くの方に周知し、毎日安心して食べる(嚥下)・話す(滑舌)・眠る(睡眠)喜びとアンチエイジング美容を発信してまいります。
人工脂肪を活用した乳房再建・豊胸の実現
株式会社レナートサイエンス 長谷川雪憲(Hasegawa Yukinori)
乳がん切除後乳房再建は、自家複合組織移植、シリコンインプラント埋入のいずれかで行われています。自家組織採取では手術侵襲等、インプラントでは悪性リンパ腫等の発生が課題です。本プロジェクトでは、1年半〜2年程度で生体内で分解吸収され自家脂肪に置換される低侵襲・整容的にも優れた人工脂肪(PLLA+コラーゲンスポンジ)を乳房再建・豊胸手術市場で世界初の人工脂肪の新規医療機器として、実用化を目指します。
また、腫瘍切除あるいは外傷による軟部組織欠損患者の脂肪再生、海外では美容外科での美容臀部への適用により、従来のシリコンインプラント等よりも自然な肌のハリを保持することが可能となり、効果的なボディアンチエイジングへ繋げていきます。
今後、人工脂肪の活用できる範囲を拡大させるために本主催団体の協力を得て、人工脂肪により効果的なボディアンチエイジングにつながることをアピールしたいと思います。
日本人の遺伝的背景に適合する第2世代エピジェネティック・クロックを利用した生物学的年齢評価および抗老化ソリューション開発事業(エピクロック®事業)
株式会社Rhelixa 松野 智行(Matsuno Tomoyuki)
DNAメチル化プロファイルに基づき生物学的年齢を算出する「エピジェネティック・クロック」の優位性が産業界・学術界で注目されています。エピクロック®事業は、日本人に最適化された当社独自の第2世代クロックを起点として、生活習慣の改善や特定の介入がもたらす抗老化効果を分析する研究支援サービスや、企業・研究機関との連携を通じた新規抗老化ソリューションの開発、抗老化に向けた個別化アクションプランを合わせて提供する一般向け生物学的年齢検査サービス(エピクロック®テスト)などを行う事業です。
さらに、「老いを恐れない社会の実現」に向けた産学共創の枠組みとしてエピクロック®共創プロジェクトを立上げ、パートナー企業14社や研究機関・医療機関と協力して抗老化のエビデンス獲得を進めるほか、研究成果を活かした新規抗老化ソリューションを開発に繋げることで、日本およびアジアの抗老化市場の創出と発展を目指します。
AgeTechX DEMO DAY 2024
AgeTechXは、生活者発想でシニアビジネスを創造していく「博報堂シニアビジネスフォース」と、シリコンバレーと日本を拠点にしているベンチャーキャピタルであるスクラムベンチャーズの関連会社、スクラムスタジオが立ち上げたグローバル事業共創プログラムです。
本プログラムを通じ、「健康・長寿・人生100年時代」をテーマとしたエイジング課題をテクノロジーで解決するサービス・アプリケーションの社会実装を目指してまいりました。
デモデイでは、5ヶ月間の成果披露も含めた事業のプレゼンテーションを実施予定です。
「第6回ヘルスケアベンチャー大賞」と併せてご登録いただけます
■日時:2024年10月25日(金)12:30-14:20 ※予定
■開催形式:会場開催とZoomのハイブリッド形式
■会場:日本橋ライフサイエンスハブ
(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-5 室町ちばぎん三井ビルディング8階)
■スケジュール ※12時開場
•オープニング
•スタートアップとパートナー企業による成果発表
•パネルディスカッション
•クロージング
※各種登壇者、スケジュール、コンテンツは調整中につき、予告なく変更の可能性がございます。
■ホームページ https://www.agetechx.org/
■「AgeTechX DEMO DAY 2024」お問い合わせ先
AgeTechX運営事務局:agetechx@scrum.vc